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【飲食店開業講座】3分でわかる!開業に必要な資本金って何?

 

飲食店を開業しよう思うんだけど、資本金っていうのがよく分からない…

このような疑問に直面したことはありませんか?

聞いたことはあるけど、いったい何に関係してくるのかよく分からない…

そこで本記事では資本金について詳しく解説します!

資本金について

資本金って何?

資本金については会社法によって詳しく定義されています。

会社法第445条
1 株式会社の資本金の額は、この法律に別段の定めがある場合を除き、設立又は株式の発行に際して株主となる者が当該株式会社に対して払込み又は給付をした財産の額とする。

2 前項の払込み又は給付に係る額の二分の一を超えない額は、資本金として計上しないことができる。

3 前項の規定により資本金として計上しないこととした額は、資本準備金として計上しなければならない。

4 剰余金の配当をする場合には、株式会社は、法務省令で定めるところにより、当該剰余金の配当により減少する剰余金の額に十分の一を乗じて得た額を資本準備金又は利益準備金(以下「準備金」と総称する。)として計上しなければならない。

5 合併、吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転に際して資本金又は準備金として計上すべき額については、法務省令で定める。

法律の条文で書かれていても、一般人には分かりづらいですよね

分かりやすく言い換えると、資本金=会社が持っている運転資金

となります。この点を理解しておいてください。

また条文によると資本金にはいくつか種類があることがわかります。1つ1つ見ていきましょう。

資本準備金

上記の会社法第455条2項・3項を分かりやすく言い換えると、資本金の2分の1を超えない額を準備金として積み立てることができます。

これを資本準備金と言います。これによって赤字を出したとしても資本金から引かずに済みます。

例を用いて説明しましょう。

資本金3000万円の会社が500万円の赤字を出したとき、そのまま資本金から引いて、2500万円となります。

一方で資本準備金を用意していたらどうなるでしょうか?仮に資本金2500万、資本準備金500万円としていた時、500万円の赤字を出したとしても、資本準備金から引くことができ、資本金2500万円は変わりません。

このように、資本金準備金は業績悪化に備えて設けられるのです。

資本剰余金

資本剰余金は取引などで生じた余り金額のことを指します。

会社法453条によると、この余ったお金は株主に対して配当を行うことができるとされています。

会社法453条

株式会社は、その株主に対し、剰余金の配当をすることができる。

 

資本金はどれくらい必要?

資本金はたくさんなければダメなのか?

当然この資本金が多い方が会社の経営をより円滑に進めることができます。

しかし、2006年より会社法が改正され、資本金が1円でも会社設立が可能になりました。(これまでは最低1000万円必要であった)

したがって、資金が少なくても、以前より会社設立が容易になったのです。

それでは本当に1円で会社設立をすることができるのでしょうか?

適切な資本金にしよう

現実的には1円で会社設立は不可能に近いでしょう。

会社設立には設備費や事務用品な様々なものにお金がかかります。また融資を受ける際などにも、資本金の額が大きいほど信頼を得やすいなどのメリットもあります。

よって、ある程度の資本金の準備は必要です。

それではできるだけ高い方がいいの?

そういうわけでもないんです。

例えば法人税率は資本金によって変わってきます。資本金が1億円を超えている場合は、税率が23.2%~23.9%

一方、1億円以下の場合は15%で済みます。(ただし年800万の所得に限る)

つまり資本金を低く設定することで、節税の役割を果たすことができます。

このように自社の状況に合わせて資本金を定めることが大切です。

国税庁 No.5759 法人税の税率

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5759.htm

おわりに

ご理解いただけましたでしょうか?

上記のことは飲食店開業などにも関わる可能性があるので、しっかり頭に入れておきましょう。

  • 会社が持っている運転資金のことを資本金と呼ぶ
  • 資本金、資本準備金、資本余剰金の3種類に分かれている
  • 資本金は1円から会社設立が可能
  • 適切な金額を定めることが重要

また資本金のみならず、飲食店経営で不明点があればプロに相談することをおすすめします。

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