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【飲食店開業講座】意外と知らない事業計画書の書き方を解説します

【飲食店 事業計画書】飲食店の事業計画書の書き方を解説!

飲食店の事業計画書の書き方を解説!

飲食店を開業しようとするとまず最初に考えなければいけない問題が、開業資金の確保です。この資金を確保できないとお店を出すことができないのですが、実はこのお金を自分で貯めなくても開業できる方法があります。

それが「出資」「融資」です。

では、お金をうまく借りて開業するためにはどうしたらよいのでしょうか。

この「出資」や「融資」をうまく受けるために重要なのが「事業計画書」なんです。

1.事業計画書とは。飲食店開業に必要なのか。

【飲食店 事業計画書】飲食店の事業計画書の書き方を解説!

まず事業計画書とはどんなものでしょうか。

1-1.事業計画書とは

事業計画書とは、創業の動機や必要資金の内訳、どのようなプランで経営をしていくのかを書面にしたものです。

この事業計画書は、主に会社の設立などに際して、出資を促すためのものです。

事業計画書をもとに金融機関や投資家などに、出資に対するリターンがしっかりとできることをアピールし、開業資金を確保します。

また、この事業計画書は第三者の信頼を得るだけでなく、自分自身の計画がどの程度実行できるのかを客観的に判断する材料になります。

事業計画書には、出資元によって種類があります。ここで様式の一例を見てみましょう。

日本政策金融公庫 ホームページ
https://www.jfc.go.jp/n/service/pdf/kaigyou00_190507b.pdf

これは「日本政策金融公庫」の国民生活事業の創業計画書です。

実際に見てみて少しイメージがわいたのではないでしょうか。

このようにテンプレートに当てはめながら、この後説明する項目を埋めていくとうまく書けます。

出資や融資の審査は、自分の計画をプロに見てもらう貴重な機会です。

しっかりと準備して、良い開業準備の一環としましょう。

1-2.飲食店開業になぜ必要なのか

それでは、飲食店の開業に事業計画書は必要なのでしょうか。

実は、飲食店開業こそ事業計画書が重要なのです。

飲食店には、土地の確保や食材の仕入れなど、オープンする前から必要な資金が多くあります。

その額は小さなカフェで500万円以上レストランだと700万円から1200万円程度大きなお店ではそれ以上が必要だと言われています。

これだけの金額を個人で用意するのはとても大変ですよね。

そこで、しっかりとした事業計画書を作り、出資や融資をしてもらう必要があるのです。

1-3.事業計画書とは何かのまとめ

事業計画書がどんなものかわかっていただけたでしょうか。

お店の経営のプランをまとめた、投資してもらうための説明に必要なものだと覚えてもらえれば充分です。

投資してもらえるかどうかは、お店を出して経営していく上で、とても大切なポイントです。

お店がうまくいくかがかかっていると思ってしっかりと準備しましょう。

なお、事業計画書以外の開業全般について知りたい方はこちらへどうぞ!

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2.飲食店の事業計画書の作り方

【飲食店 事業計画書】飲食店の事業計画書の書き方を解説!

それでは、飲食店開業のための事業計画書はどうやって作ればよいのでしょうか。

事業計画書に必要な項目は大きく分けて10項目あります。

  • 「プロフィール」
  • 「動機」
  • 「概要」
  • 「セールスポイント」
  • 「競合や市場」
  • 「販売戦略」
  • 「取引関係」
  • 「資金と調達状況」
  • 「売り上げ予測」
  • 「事業の見通し」

です。

ではそれぞれ見ていきましょう。

2-1.「プロフィール」

まず、創業者(あなた)がどんな経歴の人なのかが問われます

この事業を成功させることができるという根拠となるように、経歴をうまくアピールできると信用が高まります。

複数人で開業する場合、アピールしやすい経歴の人がいれば、その人を押し出すような書き方をするのも良いです。

飲食店の開業の場合、料理人の経験やお店の経営の経験があると有利です。

2-2.「動機」

この事業がどのようなきっかけで、どんな目標をもとに行われるのかをアピールします

経験や勝算が不十分な場合でも、動機や理念などを説明し、熱意を伝えることでカバーしましょう。

相手もお金を出す以上、やる気がある人に出資をしたいと考えるものです。

2-3.「概要」

どのような事業を行うのかの概要を説明します。

この時に、より具体的なイメージとして伝わらないと信頼が得られず、他の項目がどんなに良くても失敗につながってしまう重要なところです。

こでどんな飲食店を開くのかをイメージしてもらいましょう

2-4.「セールスポイント」

飲食店の強みは必ずしも、料理や飲み物とは限りません。

立地や雰囲気、場合によってはスタッフの人柄などもセールスポイントになります。

繁盛して利益が出ると言い切れる根拠を、ここでしっかりとアピールしましょう。

2-5.「競合や市場」

お店の周りにどんなライバル店があるのか、周囲にはどのくらいの人がいるのか、遠方からどのくらい客を呼べるのか、などの環境的な事情を説明します。

どれだけ良いお店を作っても、周囲の他店状況次第では利益が少なくなったりします

2-6.「販売戦略」

どんなスタイルのお店なのかどのようなお客に来てもらうのかなどを説明します。

奇抜なアイデアばかりの戦略よりも、売り上げの予測が立ちやすい堅実な戦略が好まれます

商品やコンセプトが奇抜な場合は、宣伝や人員配置、価格設定などを入念に計算し、確実に利益が出せることを示しましょう。

2-7.「取引関係」

食べ物や飲み物の質がどれだけ高くても、仕入れ値よりも高い額で売らないと利益は出ません。

そのため、仕入先であったり、販売先がどうなっているのかを提示します。

特にどこで、どの程度の価格で仕入れができるのかを示すことは、計画の透明性と安全への信頼を高めることができるので、とてもよいアピールになります。

2-8.「資金と調達状況」

この事業計画書の目的でもある資金の調達についてです。

どのくらいのお金が必要なのかと、その内訳を説明します。

複数機関から調達する場合や、自分の貯金などを使う場合は、それらを含めた全体像も説明します。

 

2-9.「売り上げ予測」

提供する品物の値段や店舗の規模、客の入りなどを予測し、売り上げの概算を出します

この予測の正確性は、そのまま事業の信頼へと直結するので、入念な準備が必要です。

 

2-10.「事業の見通し」

売り上げの予測や支出、予算などを複合的に計算して、短・中期的な見通しを出します。

ここでも現実的に可能なのかが重視されるので、根拠を提示できるようにしておきましょう。

また、現実的な見通しをもとに長期的な展望を説明できるとなお良いです

 

 

3.融資を受けて飲食店開業をするための事業計画書の書き方のポイント

【飲食店 事業計画書】飲食店の事業計画書の書き方を解説!

ここまでで事業計画書の書き方を説明してきました。

それでは、どのような事業計画書が融資につながるのでしょうか。

ここでは

  • 「わかりやすく、簡潔に」
  • 「実現性のある数字を使う」
  • 「計画は詳細に準備しておく」

の3つのポイントに注意してください。

3-1.「わかりやすく、簡潔に」

まずわかりやすさがとても重要です

多くの人がお金を出してもらおうと一生懸命説明します。熱意が伝わる分には良いのですが、空回りしてうまく伝わらなくなってしまっては意味がありません。

なので不要な表現はなるべく削って、洗練された説明文を作りましょう

 

3-2.「実現性のある数字を使う」

実現性の低い事業計画書は、ただの空想とあまり変わりません。

実現性の高いものでも、その通りには進まないことはたくさんあります。

なので、しっかりと根拠に基づいて、嘘にならない数字を使う必要があります。

 

3-3.「計画は詳細に準備しておく」

ある程度しっかりした計画でも、不充分な箇所があると厳しく指摘されます。

全てを事業計画書に書ききる必要はありませんが、聞かれたら完璧に答えられるというような準備が必要です。

かりにもお金を出してもらうのですから、不安を解消させられるように説明する義務があると思って取り組みましょう。

 

3-4.書き方のポイントのまとめ

「わかりやすく、簡潔に」「実現性のある数字を使う」「計画は詳細に準備しておく」はひとに物事を説明する時の基本的なポイントです。

出資や融資をしてもらうということは、相手にリスクを負わせるということです。

なのでごまかすのではなく、自信を持って審査に臨めるようにしましょう。

 

4.まとめ

【飲食店 事業計画書】飲食店の事業計画書の書き方を解説!

事業計画書の目的や書き方についてまとめてきました。

かなり大変だなと思った方も多いのではないでしょうか。

お金を貸してもらうために作る書類と考えるとハードルが上がってしまいますよね。

本記事ではなるべく解決できるように解説していますが、事業計画書はプロの指導のもとで作成するのが確実です。

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